2012年10月30日火曜日

実は深刻・・・。ビラ・ベルミロ競技場 救急車通れず使用停止処分

 上級司法スポーツ裁判所(STJD)は19日、サントスFCの本拠地であるビラ・ベルミロ競技場に対し、救急車がスタジアム内に進入できないという理由から無期限の使用停止処分を下した。同日付フォーリャ、エスタード両紙(ウェブ版)が報じた。

 罰金額は100~10万レアルになる可能性があり、競技場の改修が完了して基準を満たしているかの承認を得るまでは使用不可能となる。

 同競技場の構造上の問題は、17日に行われたサントス対アトレチコ・ミネイロ戦の試合中に明らかになった。アトレチコ・ミネイロDFのラファエル・マルケスが頭を強く打って失神したが、競技場内の段差によって救急車がピッチ上に進入できず、同選手を救急車に搬送するまでに11分間も要した。

 検察官によると、伯国スポーツ法規(CBJD)の「試合を開催するために必要な設備と安全性が確保されている」という条項に違反しているため、サントスは起訴されて本拠地を失う可能性もあるという。

 これに対し、サントス側は改修工事を既に始めており、25日までに完了する予定となっている。改修工事後は救急車の通路が変更され、1階部分のカマロッテ(VIP席)の一部を取り壊したエリアに救急車が常駐することになる。

 なお、25日に予定されていたナウチコとの試合は、聖市のパカエンブー競技場で開催される可能性が高くなっている。

Fonte: サンパウロ新聞