2012年10月17日水曜日

日本、ブラジルに4失点で完敗

 国際親善試合 日本0―4ブラジル(16日・ポーランド、スタディオン・ブロツワフ) 欧州遠征中のザック・ジャパンが、W杯で最多5度の優勝を誇る強豪ブラジルとの親善試合に臨み4失点で完敗した。2006年W杯ドイツ大会の1次リーグで1―4と大敗して以来6年ぶりの対戦だったが、またも大敗を喫した。通算成績は日本の2分け7敗。この試合でスタメン出場を果した遠藤保仁(32)=G大阪=の国際Aマッチ出場数が、日本代表歴代最多の123試合となった。
 日本の先発には、右ふくらはぎ打撲で12日のフランス戦を欠場した本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が1トップで復帰。香川真司(23)=マンチェスターU=、長友佑都(26)=インテル=のほか、左足肉離れの疑いで出場が危ぶまれた今野泰幸(29)=G大阪=も名を連ねた。
 日本は序盤、パス回しでペースを握ったが前半12分、左サイドのオスカルからのパスを中央のパウリーニョがダイレクトでシュートを放ち、ゴール左隅に決められて先制点を奪われた。ブラジルにボールを支配された前半26分には、ペナルティ内で今野のカカに対するスライディングでハンドをとられPKに。キッカーのネイマールは冷静にど真ん中に決め2点目を許した。
 反撃したい日本は後半から乾貴士(24)=フランクフルト=、酒井宏樹(22)=ハノーバー96=を投入した。しかし開始早々の同3分、右CKからファーサイドのネイマールが胸でトラップしてシュート、これが吉田麻也(24)=サウサンプトン=に当たりコースが変わってゴールに吸い込まれた。
 後半17分には細貝萌(26)=レバークーゼン=を投入、本田をトップ下に下げて香川をワントップに変更。しかし、同31分にはスルーパスから飛び出したカカに4点目を奪われた。

Fonte: スポーツ報知