2012年10月3日水曜日

まあ、しょうがない!ブラジルの喜劇団、サッカーW杯準備遅延を揶揄するツアー

 [ブラジリア 1日 ロイター] サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)の開催国ブラジルでは、準備の遅れが同大会の失敗につながるとする不安を題材とした喜劇のツアー公演が行われている。
 
 喜劇グループ「De 4 e melhor」が演じる「The Cup is Ours(賜杯はわれわれのもの)」では、スタジアム建設の遅延で開幕が遅れるほか、汚職に手を染めた当局者が開会式を台無しにするなど、大会が大混乱となるドタバタ劇が描かれている。同グループは、同大会で試合を開催する全12都市を回りたいとしている。
 
 この劇団の監督はロイターに対し、「このような批判を行っているのは、早急に対処しなければならないことがたくさんあるから。しかし批判だけでは、W杯の成功には遠く及ばない」と語った。
国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク事務局長は3月、準備作業を早めるため、ブラジルに「蹴りを入れる必要がある」と述べ、物議を醸した。

 これまでスタジアムの建設作業はほぼ予定通りに進んでいるが、交通のインフラ整備は大幅に遅れている。

Fonte: ロイター