2013年1月30日水曜日

コリンチャンスは31位 世界のクラブ収入ランキング

                            



 英コンサルタント企業のデロイト社が2012年度のサッカークラブ収入ランキングを公表し、コリンチャンスの総収入は9410万ユーロで欧州諸国のサッカークラブ以外では最も高額だったことが分かった。24日付エスタード紙(ウェブ版)が報じた。

 このデータは世界のサッカークラブの決算書に基づくもので、8年連続で首位に輝いたレアル・マドリード(スペイン)は史上初めて5億ユーロの大台を突破し、総収入は5億1260万ユーロとなった。2位は4年連続でバルセロナ(同)となり、3位がマンチェスター・ユナイテッド(英国)、4位にバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と続いた。上位20クラブを国別で比較すると英国が7クラブで最多となっており、それに続きイタリアの5クラブ、ドイツの4クラブ、スペインとフランスが2クラブずつとなっている。

 コリンチャンスは世界31位で、ガラタサライ(トルコ)、ベンフィカ(ポルトガル)、アヤックス(オランダ)、サンダーランド(英国)などの強豪クラブには一歩及ばなかった。

 なお、昨年末に日本で開催されたクラブワールドカップ(W杯)決勝でコリンチャンスに敗れたチェルシー(英国)は5位に位置し、コリンチャンスの3倍以上の総収入を獲得している。

 デロイト社は、ブラジル経済の発展がコリンチャンスの広告収入や放映権料の増加に貢献したことを強調している。また、サンパウロとフラメンゴの両クラブも、収入ランキングの50位以内に入っている。

 さらにデロイト社は、14年と18年のW杯開催国であるブラジルとロシアでは多額の投資が行われることについて触れ、「この2カ国は欧州の5大リーグに匹敵するだけの強力な土台を潜在的に有しているため、数年内にトップ20入りを果たすクラブが現れるだろう」と分析している。

Fonte: サンパウロ新聞