2013年1月21日月曜日

UFCがきょう開幕 14年ぶりのサンパウロ舞台に火花

 総合格闘技大会「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)」の今年初の大会がきょう、聖市のイビラプエラ体育館で開催される。メーンイベントはビトール・ベルフォルト(伯国)とマイケル・ビスピン(英国)の一戦で、17日には聖市内のホテルで記者会見が開かれたが、両者が互いに挑発し合ったため一触即発の事態となった。同日付エスタード紙(ウェブ版)が報じた。

 前日に行われた公開トレーニングの際は、終始和やかな雰囲気だったが、会見当日になってビスピンがベルフォルトに対し、「あいつは俺のことを『フーリガン』だと馬鹿にしたが、あいつの姿を見てみろ。俺はプロの格闘家としてこの場に立っているが、あいつは頭がどうかしている」と、練習用ユニホームで会見に臨んだベルフォルトを強く批判した。

 さらに、ビスピンはベルフォルトのドーピング疑惑にも触れ、計量後の写真撮影の際にはあわや殴り合いかという緊迫ムードに包まれ、互いを罵倒する怒声が会場内に響いた。

 なお、UFCの大会が聖市で開催されるのは1998年10月以来、約14年ぶりとなる。また今大会では、ラウンドの合間に会場を盛り上げる「リングガール」に初めて伯国人女性が起用されることも注目を集める要因の一つとなっている。

Fonte; サンパウロ新聞