2012年12月6日木曜日

コリンチャンス日本へ 空港に熱狂的サポーター集結

 サッカーのクラブ世界一を決めるクラブワールドカップ(W杯)の開幕を6日に控え、南米代表として同大会に出場するコリンチャンスの選手団が4日未明、日本に向けて出発した。しかしグアルーリョス国際空港には見送りに訪れた1万5000人以上の熱狂的サポーターが集まり、軍警察官との間で激しい衝突を招いた。4日付フォーリャ、エスタード両紙が報じた。

 この騒動により、少なくともコリンチアーノ4人が逮捕された。警察の機動隊は催涙ガスやゴム弾を使用して事態の沈静化を図ったが、サポーターらは石やビール瓶を投げつけて応戦したとみられる。さらに暴徒と化した一部サポーターが、駐車場の自動車や空港内の監視カメラなどを破壊しており、日本に大挙するコリンチアーノの無作法が早くも懸念されている。

 コリンチャンスの選手らはドバイ経由で日本に到着し、12日に豊田スタジアムで開催される初戦(シードのため対戦相手は未定)に向けて調整を進めることになる。

 なお、クラブW杯では来年度の新ユニホームが一足早くお披露目となり、胸ロゴには11月19日に契約を締結したばかりの「CAIXA(カイシャ、連邦貯蓄銀行)」のロゴが入ることになる。同銀行との契約額は年間3000万レアルで、伯国クラブの中では最高額となっている。

Fonte: サンパウロ新聞