2012年11月10日土曜日

ホント、カサビは狂ってる!スポーツクラブの支払免除 カサビ市長の法案が採決中止


 ジルベルト・カサビ聖市長(PSD)が聖市議会に提出した法案を巡る採決は、カサビ市長自身が利益を得ていた容疑などにより、裁判所の暫定判決によって中止された。24日付エスタード紙が報じた。

 同法案が可決されていた場合、賃貸料を払わないまま公共エリアを使用している聖市内のスポーツクラブ9カ所に対して賃貸料の支払義務が免除されるほか、今後70年間の無償利用も保証される予定だった。

 対象となった9クラブには、サンパウロFC、パルメイラス、コリンチャンスをはじめとする主要サッカークラブも含まれている。

 従来、民間施設が公共エリアを使用する場合、物件価格の2・5%に相当する金額を月払いの賃貸料として聖市役所に納めることが義務付けられていた。

 しかし、カサビ市長は2006年の就任以来、賃貸料の規制を取り消し、無償で公共エリアの利用を認める代わりに各クラブ側に社会福祉事業を実施することを義務付けた。しかし、その後も社会福祉事業は実施されなかったため、カサビ市長がその不正に対する行政処分を受けた。

 カサビ市長が提出した法案が可決されていた場合、その行政処分自体も取り消され、同市長が責任を問われずに済んだ可能性もあったとされている。2012年10月26日付
Fonte: サンパウロ新聞