2012年9月18日火曜日

トヨタが参戦3戦目で初優勝、アウディ下す サンパウロ6時間

 自動車の世界耐久選手権(WEC)今季第5戦・サンパウロ6時間は15日(日本時間16日未明)、ブラジル・サンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキット(1周4.309キロ)で6時間の決勝を行い、アレックス・ブルツ(オーストリア)とニコラス・ラピエール(フランス)が駆るトヨタTS030ハイブリッドが247周を走り、初優勝を果たした。  
 1分0秒778差の2位にアンドレ・ロッテラー(ドイツ)ブノワ・トレルイエ(フランス)マルセル・フェスラー(スイス)組のハイブリッド車、アウディeトロン・クワトロが続き、トム・クリステンセン(デンマーク)アラン・マクニッシュ(英国)ルーカス・ディグラッシ(ブラジル)組のディーゼルエンジン車、アウディR18ウルトラが同一周回の3位だった。
 
 シリーズ参戦3戦目のトヨタTS030ハイブリッドは、前日の予選ではブルツが1分22秒363をマーク、初のポールポジションを獲得していた。
 
 シリーズは世界三大レースの一つ、ルマン24時間を主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)と国際自動車連盟(FIA)が協力して今季からスタート。ルマン24時間の車両規定により、今季は年間8戦で行われる。
 
 トヨタはレース用に開発したハイブリッド機構を搭載したTS030ハイブリッドで、6月の第3戦・ルマン24時間から参戦を開始。参戦2戦目だった先月の第4戦・シルバーストーン6時間(英国)では2位となり、初の表彰台を獲得していた。
 トヨタのドライバーとして過去2戦に出場していた中嶋一貴は、スケジュールの都合で今回は出場していない。

参照:MSN産経ニュース